国連って
まぁ結局のところ
日本人が幻想を抱いているような
国連っていうのは、
この世界には存在していないんですよね。
そこには、かつての戦勝国を中心として、
戦勝国同志が如何に利益を保ちつづけるか。
権力を維持し続けるか。
そういったものを調整する場になっているんですよ。
それが安全保障に関することになれば、
特にそういった感じが強くなってきますね。
人々の健康とか、そういったものはまた別になりますけどね。
先日、国連安全保障理事会の
次期非常任理事国に選出されたサウジアラビア。
そのサウジアラビアが、
非常任理事国入りを辞退すると発表しました。
声明のなかで、
安保理は二重基準がまかりとおっている。
世界平和と安定の保持と言う責務を遂行できるように
改革がなされない限り、
安保理入り事態という選択肢しかない
と説明したそうです。
実に明確で、まさにその通りといった感じですね。
物凄く名誉のある宣言だと思います。
国連安保理って、結局自分達の利益を守るために動いています。
シリアとかも、いつまでたってもまともに介入しなかったのは、
そこに利権が存在しないからでした。
アラブ諸国は、サウジアラビアに撤回を撤回するように求めているそうですが、
もし加入するとしても、
実に名誉ある行動だったと思います。